言葉の黄ばみチェック
私の主観でチェックをしてみました(こんなサイトをやっている私の主観なので当てになりませんが…)。その言葉の黄ばみをイメージするには、例えば「月刊○○○○」という雑誌の「○○○○」にその言葉を当てはめて、その雑誌を想像してみると、どのくらい黄ばみを感じるかがわかりやすいでしょう。
- ★トレンディー
- 流行語関連は手垢がつきやすいところ。ただし「ダサさ」は汚れ感の一部。これは語感で救われていると思います。
- ★トピックス
- ヘッドラインよりも黄ばんでいる気がします。
- ★マーケット
- 「三文字+ット」は親しみやすいかわり、トイレットやウォシュレットの影響か黄ばんだ印象。
- ★★ファクトリー
- 工場って言えばいいじゃない感たっぷり。期待できないかんじの会社名になりがち。
- ★★ジェンダー
- 論争やいざこざを連想させるたびに、汚れ感はつきます。仕方がない。
- ★★★ハラスメント
- 性的いやがらせの社会問題化に寄与した英語。輸入時から黄ばんでました。
- ★★★ライブ
- なにがライブを黄ばませているのかわかりませんが、コンサートより手垢がついている気がします。ライ「ヴ」にしてみてもだめ。
- ★★★ガイ
- 青年を指してナイスガイなどと言いましたが、死語になりすぎて若干汚れが落ちてきた例です。
- ★★★コンパニオン
- 嫌々男性の相手をしている女性コンパニオン像と、「名称で友達のふりをしている」という印象。
- ★★★モーニング
- つんく♂は黄ばんだ言葉を使う名人。5年前なら★4つでした。
- ★★★★エンターテインメント
- エンターテイメントより正しいはずの、テイ「ン」メントのほうが黄ばんで感じるのが不思議。つまらなそう。
- ★★★★クリニック
- 医療関係はどうしても負のイメージがつきやすい。「耳鼻科クリニック」などを目にするたび、無意識に。
- ★★★★★ペンション
- 「オテル」などと言い換えても欧風気取りは手垢がつきやすいもの。家族的ムードを排した「リゾートホテル」「リゾートイン」に置き換わりつつあるのも寂しいですが。
- ★★★★★ビクトリー
- サクセスに置き換わってしまったのか、最近あまり耳にしません。どのへんが格好わるいのかは今一つわかりません。
「親しみやすさ」と「黄ばみ」はワンセットなので、ある舶来品が日本に定着して印象が黄ばむと、都合の悪い業種の人々はまた新しい言葉をせっせと輸入してきます。音楽業界や、経営コンサルタントなどなど。誰も知らないというだけで、新品という価値があるのです。
子供向けの業界はあまり気にしないようです。家族向けの番組づくりが得意なTBSの番組名なども。学生、独身、ビジネスマン。どうしても気取る必要性の高い若者や、おなかは出てくるしノネナール臭くなってしまったのでせめて真新しいもので身を包みたいおじさん達のために、今日もきれいな新語が輸入されています。