ただの回答者なのに偉い人よばわりは嫌だなあという意見も頂いてそりゃそうですよねとうなずく限りです。「質問者」と「偉い人」に階層が分かれてしまい、近い将来の回答者がいなくなってしまうのではないかという意見もあるのです。
もっと積極的に「互助的なシステム」を強調した作りにしたほうがいいのではないかという提案はまた違う角度の解決策を練りたいのですが、とりあえずはてなに御墨付きをもらった後でもふざけたような「偉い人」表記を変えていない理由は、利用のしやすさを考慮してのことでした。
だれだかわからない、空に向かって「教えて」と叫ぶような状況のとき。はじめて読んだ日記にいきなりコメントするとき。初対面の質問者と回答者のコミュニケーションの距離をとる手間、儀礼を省くために「質問者と偉い人」という図式(コミュニケーションの型)を考えました。だれでもそのやりとりの時だけは「質問者」と「偉い人」の役割を演じればスムーズにいくだろうということです。
- 質問者が期待できる効果
- 目上の人に頭を下げて教わる方が身につきやすい。私塾や習いごとでもお金を払った消費者の方が講師に頭を下げる。
- 年をとると自分よりうんと若い人になかなかものを聞きにくいが、「偉い人」と呼べると便利。年配の社員がバイトの若者を「先生」と呼んでこき使ったりするアレ。
- 「偉い人」の名に恥じない、礼儀もわきまえた回答者に来てほしい。
- 回答者が期待できる効果
- 物を教える時、「偉くならないようにふるまう」のはけっこう面倒なので、それを配慮する手間の軽減。
- 「有名な日記」などにレスするとき、偉い人と呼ばれていれば思ったことが言いやすい。
- 質問掲示板でときおり見かけるなにを勘違いしているのか「人に頭を下げる準備のない質問者」に対応するのは苦痛だし、トラブルに発展しかねない。「偉い人」を受け入れられる人ならまず大丈夫。
- (教えてくれる人は実際偉いと思う。ほんとにいろんなことに詳しい方がいて勉強になります。)
ちょっと偉そうなことを言ってみたいときのストレス解消に…。というのもあるかも。でも答える手間、けっこうなものなのでちょっとくらいは許してほしいところであります。あ、あと偉ぶらないでいると「いい人集団」として異端視されるのも辛いかな。そういう効果もあるかしら。