おまえなんか、訳してやる!

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教えて方針案感想

id:yukatti:20040817#1092747360さんの教えて方針案、どうも私は大筋賛成一部反対のようなのでちゃんと書きます。

「互助活動」が賛成。前から「なるほど互助活動にする工夫が必要ですね」みたいなことをいいながら良い工夫が思いつけなくて申し訳ないほどです。

「なんで無償が前提になるのか」が未理解。〜回答者への御礼は感謝の気持ちと「ありがとう」の言葉で十分です。御礼のポイントといったお気遣いは無用に願います。〜の注意書きが反対。この注意書きの目的は

  • ポイントを支払わなくてはいけないんじゃないかという懸念の払拭
  • ポイントを支払わなくてはいけないという誤情報拡散の懸念の払拭
  • 「ポイントを払うから回答ください」ということになる懸念
  • ポイントがほしくて回答をする「偉い人」の出現の懸念

といったところだそうなのですが、文面に問題があると思います。

  1. 御礼のポイントといったお気遣いは無用に願います。の言い回しがちょっとオトナ語。また「気遣い」が読めない人もいると思う。
  2. 無用に願います。は禁止に準じる意思表示だと思う。
    • 反対1:ユーザーははてなポイントを誰にでも自由に送れる。その権利をある局面においてでも押しとどめるのなら、その理由はクラブ関係者の理想や合意ではなく、困るユーザーがいるという事実であるべきだ。それをそのまま説明すれば合意を作らなくても足りると思う。
    • 反対2:この合意を形成し続ける必要があるのか、自治が面倒くさい。こうした合意に基づく意思表示をすると、それを了承事項として飲み込んだ人にとってはルール同様になる。それに反した行為を見ると腹立たしくなり、本来強制力がない「お願い」を元に、居丈高に注意する人が出てくるかもしれない。強制力のない複数ユーザーの合意を盛り込むと、自治管理が必要になる。クラブ活動に大きな影響を及ぼすものなら賛成だけれど、そういった自治の手間はなるべく避けたい。ポイントお断りのお願いは、合意形成するほどの必要性があるか。

といった理由で、私はこのような注意書きが良いと思います。

「回答をくれた人にはてなポイントでお礼したりする必要はありません。むしろもらうと困惑する人もいます。」

いかがでしょうか?そんな差なのですが、説明すると長いので遅くなりました。

反対2の理由でid:DocSeri:20040818#1092791953さんの教えてはてなダイアリー」ははてなダイアリー(あるいは拡大解釈してはてな全体)の疑問を解決するもので、それ以外の質問は人力検索はてなへ”」という注意を盛り込む提案にも反対です。誰にでも好きなキーワード文字列を日記に書く権利があり、キーワードスパムと糾弾できるようなケースは少ない。それをやめさせて効率化しようとしても、今まで無視すればよかったものが注意が必要になるかもしれないし、意図的にからかいやすくもなる。本当に効率化できるのかといった懸念があります。

とはいえそうした運営方針を試したことがあるわけではないので、ちょっと取り越し苦労かもしれないとも思っています。私の考えが足りないことも多々あると思いますし、「懸念が懸念が!」とずっと反対し続けるようなことはいたしませんので一意見として読んで頂ければありがたいです。

(追記)追記でお返事頂きました*。前提、かみあってると思いますよ。代案も私の意見をご理解いただけたと感じてますし、感謝します。

互助活動であるというのは既に了解事項だと思っていた。

「回答者の常連化などの二極化を解消していき、より互助的な活動にしたいですね」というような提案をしたいという意味でした。互助活動であるというのは既に了解事項だと思います。私の乱文のせいで困惑させて申し訳ないです。

「教えて?D」の説明に入れておくべきではないだろうか。

現在「はてなダイアリーをやっていて、わからないことをユーザー間で質問したり教えたりするはてなダイアリークラブです。」が第一文で、それが"sugioさんは、教えてはてなダイアリーをどういうものだとお考えなんだろう。"の答えでもありますが、暗に互助活動であることは盛り込まれていると思います。
さらに強調する方法もあると思います。ただ「情報の共有」といったところから説明しなければ初めての方にうまく理解いただけないのではないか、そのことに一歩踏み込みつつ飲み込みやすいサイズの説明文を書き起こす必要があるのではないかと感じました。

「無償」がどういうことだとお考えなんだろう。

無償の認識は同じだと思います。私の「なんで無償が前提になるのか」という書き方にだいぶ問題があったようです。すみません。改めて書きなおさせて頂ければ、「無償をルール化する必要があるのか、それはどういった根拠で(ここが"なんで"のところ)施行できるのか、例えばその根拠となるほど、有償の行為はクラブ活動に支障をきたすようなものなら知っておきたい、未理解だ」ということです。質問者に「無償で質問できる」ということだけ示せば、ルール化しなくても良いのではないかと思っているからです。よろしくお示しください。

「困惑しています」では説明が足りなくないですか?

投げ銭拒否主義ではない人が、「教えて?D」でポイントを貰うと困惑するのはなぜか。」を説明する必要性がわかりません。また困惑する人はクラブの理念なるものによらず様々な理由で困惑するでしょう。

とはいえ示していただいた代案はどれも良いですね。「感謝の気持ちで十分です。」だけは、偽善的な印象を与えることに無自覚な印象を持ちましたが、偽善的なこと自体は悪いと思いません。しかし自覚的であることを示すために、「ポイントは要りません。清らかな感謝の気持ちで十分です。」にしてはどうかと思いました。

「要りません」というのがウルトラC難度着地といったかんじで「必要ありません」じゃダメなのかなとも思いますが、反対はいたしません。

こういった懸念は起こりえないことですか?

起こりえます。

実際に既に起こっている「ポイントを支払わねばいけないんじゃないか」といった懸念や、回答者へ頻繁に投げ銭されることなどについてはどう対処していきましょうか?

yukattiさんの示された代案のような注意書きがあれば良いと思います。私は根拠が弱かったり、それにまつわる運営労力が懸念されるようなローカルルールやそれに準じた「ガイドライン」「お願い」ととれるものをユーザー合意で作るのを嫌っていただけなので、「○○は必要ない」というような事実の記述で、あとは利用者にまかせるといった形であれば賛成です。

(追記)id:yms-zun:20040819さんより

sugioさんは「オトナ語」をどの様に定義されてゐるのだらうか。簡潔かつ真当な言回しが、簡潔かつ真当であるが故に「オトナ語」と称され否定されてしまふのであれば、それはちよつと看過せないと感じた。それは糸井重里の提唱した「オトナ語」とは随分意味合ひが異なるのではないか?

申し訳ないです。糸井重里の提唱した「オトナ語」と意味合いが違う、おっしゃるとおりです。そこもはしょった所です。はしょって適切さを欠く→弁解とお詫び、悪い循環になってます。きちっと書きますと

注意書きは「とびだしきけん」や「あぶないおよぐな」のように、注意対象者を想定した書き方が必要でありましょう。「教えてはてなダイアリー」を利用しうる層を想定した場合、"御礼のポイントといったお気遣いは無用に願います。"という文章はちょっと大人向けすぎるのではないかと感じました。

ということが言いたかったです。