おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

クラブ立ち上げの背景(2004/04/06記)

教えてはてなダイアリー」というはてなダイアリークラブの設立時。「いろんなタイプの疑問の受け皿がいる」というような話が「はてなダイアリーガイド」制作まわりでありました。

疑問解決情報系キーワードは初期のユーザーが「はてなダイアリーキーワード」上でどんなことができるかといった実験の場でもあったと思います。「キーワード上に疑問や解決方法を持ち寄る」という形式でさまざまなキーワードが作られました。

最初はどれを読んだらいいのかわかりにくいこれらのキーワードですが、制作側からすると編集方法に違いがあります。古い順からいくと

はてなダイアリーTips
知って便利な小技を紹介。その項目について基礎知識のある人にとっては一番てっとりばやく詳細で簡潔。そもそもの用語がわからない人はキーワードで知識を補足する工夫もされているが、難易度はやや高め。調べる人がなにがわからないのかわかっていないと厳しい。
はてなダイアリー・ユーザーフォーラム
こうした情報系キーワードを作るクラブ。このキーワード自体は現在まであまり伸びがなかったのですが、はてなダイアリーFAQ教えてはてなダイアリー質問(プライベートモード用)の親キーワード。
はてなダイアリーFAQ
よくある疑問とその回答。目的の項目がみつかればズバリ。ただ素朴な疑問に対して回答は難易度が高い場合もあるので、基本的な知識を参照先で紹介するなどしている。
はてなダイアリーガイド
「ヘルプがわかりにくい」という動機からスタートしたこともあり、もっとも初心者向き。『〜をやってみよう』というガイド形式。読み物としてはじめから読んでいけばだんだん詳しくなれるような作り。日記に草稿を書き、意見をつのってからキーワード化するシステム。関連参照先もあるけれどリンクは浅く、基本的には本文ですべて説明されている。すでにある程度の知識がある人に取ってはまわりくどい面がある。
はてなダイアリーガイドとヘルプの索引
こうした情報を、言葉で索引できるようにするプロジェクト。基本的にはすべて参照先を提示する方式。原典・一次ソースにあたりたいときに便利な形式でもある。


私はホームページ作成経験がなかったのでガイドがだんぜんわかりやすいと思うユーザーだったのですが(基本知識がないと参照参照で疲れちゃう)、7割以上を占めるホームページ作成経験者にとってはそうではなかったり、ガイドでは説明に適さないものがあるということがいろんな方の意見から理解できてきました。

またいろいろゴチャゴチャして結局迷子になるという感想もありました。今もあると思います。

そんなことでユーザーの利用ニーズに合わせつつ疑問解決の窓口を整備していこうという流れの中で、ユーザー失敗談で疑問解決にもなるユニークなクラブ、失敗談駄如何穂宿が生まれつつありました。id:YOWさんの所(http://d.hatena.ne.jp/YOW/?date=20040122#c)で意見を寄せあう中で、id:yukattiさんの発案「FAQのたね質問受付」が「教えてはてなダイアリー」直接のヒントになっています。

また、はてなダイアリーに「ユーザー用の質問掲示板」の設置を求める要望も出ていたのですが、反応がなかったのでキーワード上でなんとかしようという結果でもあります。

そういう“最後の受け皿”的に作ったのがクラブ「教えてはてなダイアリー」でした。キーワードを立ち上げた翌日、はてなダイアリーがヘルプからリンクしてくれたのには驚きました。

はじまってみると、質問はものすごく個別の事情で、まとまった回答をはてなダイアリーFAQに活かしていくという当初の目的にはあんまりそぐわないものでした。利用しやすさも考慮するとここまでかなあという現状で、これは原案者のyukattiさんに申し訳なく思ってます。現在も課題です。それでもFAQにまとめてくれるという方、大歓迎!(まとめて偉い人)