リアクションもらえたよ

先日のリアクションが必要という記事でたくさんリアクションいただきまして、皆さまありがとうございます。

id:shimaken:20050322さん

スタイルシートの効くキーワード画面も良いので選択制にできれば良いねというお話。しまけんさんのキーワード画面……むんむんしてますねぇ。公序良俗なんか見ても趣きがあります。

id:mutronix:20050323さん

偶発的な出会いはそんないいもんではなくコミュニティというなら成果を期待したいので良い出会いになる精度が必要だろうというお話。マッチング（と言うか？）の精度が高いに越したことはないと思いますが、リアクションのストレスを減らす方法がなんかないかというのが私の注目点なので、ちょっと高目標に感じます。「偶発的な出会いはそんないいもんではない」と思える時点で、かなりモテなのでは。そこは元々あんまりツルみたくない方も含めて、うーん、ご迷惑かける層なのかな。それとも私の案だと結局、今浸透している「無意味なコミュニケーションは迷惑になりますよ」というメッセージが反動として強まって、それで終わりになっちゃうのか。うーん、だとマズいですね。

id:yukatti:20050324さん

いろいろな理由で、/ユーザー名/つきのキーワード実装には大反対というお話。など。（yukattiさんが示された参照先はまったく読んでいないことをお断りしておきます！どうかあしからず。）▼「なんでそこまでシステムのせいにするんだ」というのは感想として受け止めますが、これは答える必要はない…ですよね？なぜ人間のせいにするのか、システムのせいにするのか、とは。▼「自分自身が動かないと駄目なんちゃうかなぁ？」これも質問ではないんですよね。でもここから「世話焼きおばさん」をキーワードにして解釈された私の発想とそれに対する反論は、誤解があります。私は「元々コミュニケーションをリアクションの動機・機会はあって、それがなされるように段差を小さくする方法がないか」というストレスフリーの発想で述べたつもりで、具体案がいかにも悪かったのでしょうが、世話焼き係が欲しいと言う話ではありませんし、話が合いそうな良い相手と出会えるシステムにしてくれということではありません。それはmutronixさんも同様に思っていらしたようなので皆さんに説明し損ねたのだと思いますが、確率的に出会いの機会を増やしてくれとか、マッチング（と言うか？）してくれという話ではないんです。リアクションの種が存在する時に、それが今より撒かれるようにできないかということなのです。ストレス軽減の発想の展開としては、「コメント歓迎バナー」を広めるとか、「スタイルシートでコメントをコメント画面にしか表示しない方法でコメント作者のストレスを軽減できる場合があることを主張する」といったバリエーションも考えられます。先日の記事ははてな公聴会第2回の議題に対する感想なので、hatenadiaryさんにトラックバックするなら要望で言えることはないか、とあのような案を出しました。お察しいただいた通りはてなが「活発なコミュニケーション」幻想を売りにしており、はてな自身も錯覚している節があるという告発でもあります。▼あの案がどのような意図であったかを改めて書きます。(1)/ユーザー名/つきのキーワードからのリファが来る。→そのユーザーは、もしかすると自分のことを知っているかもしれない→そう思ったユーザーが“相手の日記にリアクションしたいとき”親近感が湧いているとリアクションの敷居が下がる。(2)「おとなりページ」精度アップ→有名サイトは一般にリアクションする側のストレスが高いと思われる。→リアクションの敷居が低いサイトを知った方が、リアクション時の敷居が低い。……というように、あくまでリアクションのストレス軽減を、はてなのシステムで考えるとしたらの案なのです。▼弊害がある、不備があると言うご意見はごもっともですが、反論は先に述べた工夫で問題ないのではないかと言う意見になります。発想の姿勢について展開された方のお話は、かみ合いません。「段差は充分に小さい」などの反論ならわかるのですが、ロバを川に連れて行っても水は飲ませられないというお話では筋違いに思います。またアクションを起こすのは人であり、といったお話には異論のはさみようがありません。私はシステムの増大か、ブログの風潮かわかりませんが、段差が大きくなったと感じているのです。ただ別の方法で解決されようということだと思いますので、アプローチの違いで根は一緒だと私も思います。▼id:sugio:20050321#cで、はてなブックマークを「見ましたハンコ」…コミュニケーションのツールとしてみなすことにsugioさんはどちらかというとあまり肯定的ではないというご感想についてですが、はてなブックマークがコミュニケーションツールとして発展することを考えない、否定したいということではありません。現在ではコメントやトラックバックと同列のリアクション効果は無いと言う主旨です。「はてなのコミュニティ」という議論の枠であったのにダイアリーに限定して、すでにブックマークで形成されつつあるコミュニケーションを無視するような事を書いたことをお詫びします。また現段階でもダイアリーへのリアクションとしてブックマークの活用がしっかりはてなから提案されていますが、現在のところ私がリアクションを与えたいユーザー層に届いていないであろうことから、無視してしまいました。▼その層を言えば「サイト運営のスキルの無さや性格のためにリアクションを得られない面白い文章を（たまに）書く人」ですが、そういった、ウェブマスターとしてはあまりスキルがない人、作家気質で繊細な人、若いのでシャイな人、ウェブ上に文章を置くだけで勇気・労力がいり、それ以上に（はてなダイアリークラブなどを使って）第三者へのアピールを継続できない人でも、「はてなブックマーク」でリアクションを得られ、それにすぐ気づけると言った工夫がなされれば素晴らしいと思います。ブックマークする側がトラックバック送信を選べるとか、自分の日記を登録しているブックマークを知る方法の簡便化・普及といったことがなされると良いなと思います。

（追記）コメント欄のやりとりから、お返事を頂きました（id:yukatti:20050324#communication3）。そうですそうです。私はyukattiさんが私の案に反対であると先に読んでいたので、「仲介の機能があっても、本人が踏み出さなければダメ（なのでその機能はいらない）」とおっしゃっているのかと考え、私が言いたいのは仲介やコーディネイトをする機能（世話焼きばあさん）ではないと申し上げたかったのですが、改めてお返事頂き、yukattiさんは「踏み出すストレスを軽減する機能があっても、本人が踏み出さなければダメ」というご意見なのだとわかりました。「仲介だけではダメ」という機能の不完全さの指摘（→反対意見の一部）ではなく、「機能だけではダメ」という指摘（→この部分は指摘のみ）なのだと合点しました。察しが悪く申し訳ありませんでした。▼甘いと言うお言葉も出たので、もうちょっと、「そこにエスカレーターはいらない」という感じのビジョン・常識感覚をおっしゃっているのかとも感じていました。で、私は相対的に甘えビジョン（またはビジョンがない）なので疲れるとエスカレーターをほしがってしまう、という構図なのかと……そういうわけでもないんですね。▼私は今回まったく個々人のコミュニケーション能力のアップについて語っていませんが、「もうそういうことは済んでいるんだよ」とは思っていません。ただ、今よりリアクションが欲しいすべての人が、リアクションを得るのに見合った能力に欠け、今よりオーディエンス獲得能力を磨くべきであるとは思わないのですが。また「そのようなことを実際どれほど知らしめていけるだろうか？」という疑問、コミュニケーション技能は必須科目ではないので若干扱いが難しいかという懸念、「今後も運営の具体的なコツは変化しやすいのではないか」という心配は持っています。そして具体的になにが出来るのか、伝えれば良いのかという案もありません。良さそうなアイディアが特に思いつかないので語っていないといったところです。よろしければガイドの「交流してみよう」等の改良や提案などをお願いいたします。▼不特定のダイアリーユーザーとのコミュニケーションを期待・想定していないという方はたしかに増え続けている印象ですね。私も何度かよその日記を凍りつかせています。もちろん喜んで応じてくださる方もいらっしゃいますが、小さく強い結束のコミュニティで書かれている方も多いですね。でもウェブ日記を書き始めた方が一定の割合で「だれか」からのリアクションを期待するということは基本的にあり続けると思っています。それがはてなユーザーによる、リアクションの自給自足であるべきかはまた別ですが。はてなダイアリーユーザー全体に影響する仕組みでもありますし、より慎重に考えよとのご指摘はありがたく頂戴します。▼ディレクトリ構造の工夫のアイディア、ありがとうございました。要望の記事を変更して案に取り入れさせて頂きます。

id:adramine:20050324さん

今のシステムで十分だろうというお話。コミュニケーションにタフな人の反応が多いなあ。もっと書いてるだけで起こるリアクションを求めてもいいじゃないですか。私、初期に無体さんなどのおコメントがなかったら数日でやめたかもですよ。始めた頃ってすぐ自分の文章が恥ずかしく馬鹿馬鹿しくなるんです。特に最初の頃の一滴は呼び水になりますよ。