<ヴァーチャル><バーチャル>………“事実上の”“仮想”“疑似”一般訳“具能(的)”“見なし”おま訳“あたかも”“宛(的)”引用訳
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virtualの語源は中世ラテン語のvirtualisで、有能、有徳といった意味のあるラテン語virtus(virtueの原型)から来ており、ものごとに本来備わっている性質や力により有効な影響力があることを指している。転じて、「(表面上・名目上そうではないが)事実上の、実質的な、実際の」という意味があらわれ、今日でもほとんどの辞書で最初に乗っている語義になっている。その後、物理用語として「仮の、虚の」という意味が出現した。
さらにコンピューターの世界で日本IBMが「virtual memory」を「仮想メモリー」と訳した(説)ということと、後に書きますが<ヴァーチャルリアリティ>の省略としての<ヴァーチャル>があって、一言では訳しにくい状況になっています。
まず
『そのロボットは、ヴァーチャル犬と呼べるほど“ヴァーチャル”か。』
みたいな、あまりあり得ない文脈で<ヴァーチャル>自体の意味を訳してみたのが“具能(的)”です。
で、「ヴァーチャルメモリ」とか「ヴァーチャル企業」とか、名詞に<ヴァーチャル>を冠するとき、ある物とある物に同じ本質があるとして一方の名でもう片方を呼ぶのは「見なし」が行われているわけですから、“見なし○○”と呼ぶことで意味が通じそうだと思います。
もうちょっと「虚」の意味合いが強くなりますが、“あたかも”も実際には意味が通じやすい言い換えなので採用。コメントでid:owlさんに頂いた“宛(的)”を掲載させていただきます。
他にもいろーんな案や情報を頂きまして(1・2)、どれも大変感謝しております!皆様ありがとうございます。