今回の評議会は特に「議論」の仕組みはない様子。議論は普段の会話の常識とまったく違う部分があるのでなかなか運営が難しいかとは思いますが、「自動的に建設的な議論になってしまうようなシステムはできないか?」できたら面白いと思うので(意見を募集しているという今のうちに)思いつきを広げます。書かせて。ああん。(←美味しんぼ新巻の影響)
「議論のしかた」というサイトを参考にしました。
- 「議論は人の意見を聞くこと」→「意見の集約と納得の生産」
- (キーワードが議論の道具になりにくい要因の一つは意見や議論の筋の分散。どれが重要な意見かがわかり、閲覧者が議論の筋を追った上で投票できれば討論の勝敗がつかなくても議論の目的は達成される)
- (仕事じゃないから議論に割ける余力は小さい。余力のある者で議論が進むのは仕方がないけれど、投票に至るための情報収集に割く労力を軽減できれば余力のない者も論点は共有でき、議論が投票結果に反映されやすくなる)
- 「当事者を交えて議決する方式」→「議論と投票の分離」
という観点で、なんとなくツリー状のスレッドのような完成型を思い浮かべて運用システム(ルール)を考案。どこからがシステムかなどは考えていない妄想です。
- 書き方:「最初の提案」以外は、「質問」と「応答」しかできない。
- “反論”はつねに「質問」する形式
- 賛成だけの意見はできない。条件付きの賛成は質問の形式で。
- 質問に質問をすることができる
- ひとつの意見(最初の提案・質問・応答)には複数質問できる
- 質問には複数のユーザーが複数応答できる
- 応答も質問も義務はない
- 質問は書き手個人でなく意見に対して行う。会話はブツ切りになっても別筋の質問は直前の応答ではなく、元の意見につける。
- 質問以外には応答できない(応答に納得した、というような応答は不必要)
- 情報の集約が目的なので、自分が述べた意見にも「質問」さらに「応答」してひとりで議論を展開できる。補足にも利用できる
- 議論の蒸し返しは望ましくないとされるが、できるだけ“引用”などして説明。議論コンテンツがコンパクトになっていかないので過去ログ参照だけの応答は非推奨。できるだけ当初の提案を判断するための情報・意見を集約する。
- 読み方:他ユーザーの「質問」がついている元の意見は「検討価値が高い」
- (ツリー状のスレッドなどを想定したとして)分岐になっているだけでなく、複数ユーザーの「応答」がついている「質問」、「質問」のついている「応答」は検討価値が高いとみなすことができる。
- 誰からも質問されていない意見は「断定(全員納得)」「検討価値に乏しい」「回答不能」「意見内容に問題があるので無視」「検討価値はあるがまだ反応がない」が考えられる。
- その意見が質問か、応答か、何人に反応されているかが一望できれば閲覧者が労力を割いて読みたい部分を選びやすい。
- 読みたい所まで読んで投票したければする。無記名投票。
というような案です。「手早く投票判断の材料となるコンテンツを不特定多数のユーザーで作っていく」つもりで考えてみました。「キーワード作成ガイドライン」は過去ログを読むのが面倒(でなにも提案していない)というのが動機です。