おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

RSS・Atomという用語、実際の日本語化の行く末は?の続き

メディア・パブ: マイクロソフト,「RSSフィード」の代わりに「webフィード」を

マイクロソフトで開発中のIE7ではとりあえず「webフィード」という用語が使われていて、もっといい案があれば募集中というお話。

そうか、マイクロソフト社でも迷ってるんですね。しかしそんな工程を私なんぞが目にしちゃっているあたり、普通の人の情報収集力もここまで来たかと隔世の感であります。

kt’s diaryさんが考察つきでまとめられてます。

というわけでコメント欄を見てみると

  • eNews Feeds
  • RSS feeds
  • RSS/Atom Feeds
  • Feeds
  • Live Feeds
  • Live Content Feeds
  • Leveraged Really Simple Syndication
  • Subscription feeds
  • Syndicated Content
  • Live Bookmarks
といった案があげられておりました。

今のまんまだと日本語では「ウェブ配信」ぐらいでしょうか。この配信をお気に入りに追加。それとも日本だけ「新聞受け」ぐらいのウルトラCを行ってしまうのか。どこまでわかりやすくなりますかねー。はてなダイアリーガイドは今のところ「サイトフィード」ですが、まだ様子見か。

あと今日初めて知ったのですがExcite翻訳で「Feeds」は一発で「給送」なんですよね。カメラ用語とか工学系の用語なんですけど(google:"給送")、うわあ、けっこう使われてる。


<ヘビーユーザー>………“常連”“得意客”引用訳“常用者”おま訳

これも熟練した人が多いとは思うのですが、意味的にはただ「いっぱい何度も利用してる人」。私のことですか……あなたはどうですか……。


<エンドユーザ><エンドユーザー>………“利用専門者”“非技術者”おま訳“一般利用者”“末端利用者”引用訳

末端利用者. ただ使うだけの人. 語源は多数の人の手を経て作られた物が行き着く先である(終端)ところから.

うすうす感じていましたが、やっぱりそういう意味なんですよね。

これだと“末端利用者”という訳でいいのかどうか。通信の末端とか“現場の人”という説明も見つかるのですが、とりあえず英語の辞書サイトでは「プログラムをせず開発に関わらない、完成品を使うだけの人」という意味だけでした(Webopedia - end user)。

引用先では反意語に<パワーユーザ>が挙げられていますが、パワーユーザはどちらかというと<ビギナー>(初心者)の反対の意味で使われることが多くなってるのでちょっとズレがありそうです。<ハッカー>も反意語に近くはあるでしょうか。

パソコン用語以外ではぜんぜん聞いたことがない言葉ですが、利用者が生産工程の中に入って来る業界なんて、あんまり無さそうですもんね。

駅のポスターを見るだけの人が駅のポスターのエンドユーザで、自分の気に入るようにうまく書き直すのがパワーユーザ・・・ないですよねえ。

料理屋で「料理を食べるだけの人」がエンドユーザで、「ときどき料理をしだす」のが・・・山岡士郎。パソコン以外でパワーユーザへの道は厳しいです。

「エンドユーザ」って特に悪い意味は無いんですけども、業界から見た用語ですし、そのまま呼ばれるとちょっと感じ悪く思っちゃいます。「エンドユーザ様」っていう表現もなんだかなあ……。