「フツーに」というのは、多様化した価値観をニュートラルに戻すための言葉である。
若者言葉の「普通に」について。ははあ。分かりやすいです。
背景が分からない方には「率直に言って」ぐらいの言い換えが通じやすいですかねえ。
「フツーに」というのは、多様化した価値観をニュートラルに戻すための言葉である。
若者言葉の「普通に」について。ははあ。分かりやすいです。
背景が分からない方には「率直に言って」ぐらいの言い換えが通じやすいですかねえ。
訳されてても分かりにくい言葉はあるものですけども、「量子」もそのひとつです。説明も分かりにくいのが多いです!
科学ニュースの中などで「量子」という言葉をかいつまんで説明しようとすると、どうしてもその時伝えたい話題に合わせた説明になってしまうのかもしれません。重ねあわせがどうの、粒子と波の性質がどうのという「性質」の話にすぐ移ってしまい、量子という言葉の意味自体を丹念に教えてくれる文章は少ないです。
私ももうひとつ分かっていないところがあるのですが、量子ってこういう意味じゃないかと理解していることを箇条書きしてみました。
livedoor辞書(デジタル大辞泉)にしても量子 - Wikipediaにしても、量子は「物理量の最小単位」ということなので、これでいいと思うのですが、いろんな読み物を読むとどうも混乱します。
物質(エネルギー)の量子だけが「量子」であるかのような説明が多いと思います。「量子的なふるまいをするもの」を「量子」と呼ぶこともあるように思います。光子や電子が「量子」だと言う文も見かけました。語義からすれば何か具体的なものが量子であるというのはおかしいのでは?
また長さや時間の最小単位については「プランク長」「プランク時間」といったプランク単位としての紹介が多く、「長さ量子」というような表記は見かけません。やはり物質(エネルギー)以外の物理量では「量子」と呼ぶことがはばかられるのでしょうか? それとも単に量子的ふるまいについて語られないから言うケースが無いということでしょうか。
もし詳しい方がいらしたら教えていただきたいところです。学術語としての量子と一般名詞の量子が違ってきちゃってるのかなー。
(追記応答)あー、ナマコをチョウチョ結びにしたアイドルとしての固有名詞的側面ですね……。>"武豊騎手の配偶者としての側面"
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原子の原子核を作っている、陽子と中間子をさらに作っている粒子。わりと馴染みのある言葉ではあると思います。
よく陽子の中に3つの色の球が入っている模式図で表されますが、本当に色がついているわけではなく、大きさも陽子の1000分の1程度だそうです。しかも素粒子なので一般的なイメージの「粒子」ではなくて、物質と波の両方の性質を持つ、どっちでもないものというつかみどころのないやつです。クォークは1個だけを取り出すことができず、2個つながっているペアのクォークを無理矢理引き離そうとすると、ペアのクォークが2対できてしまうそうです。
核エネルギーでもある「強い力」に影響されるのが、このクオークという素粒子の特長なので“感強子”にしました。
音訳以外の訳語が見つかりません。中国語では「夸克」で、これも音訳の模様。
クォークの語源はジェイムズ・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』で作品の中の鳥がquarkと3回鳴いたというところから、三種類の性質を持つクォーク理論の提唱者であるマレー・ゲルマン自身によって命名された
(フィネガンズ・ウェイク - Wikipediaより)とのことで、たいへん遊びのある命名なんですが、もう実験で存在も確認されたことですし、つまらなくても理解しやすい訳語があってほしいところであります。
クォークは「世代」と呼ばれる分類と電荷の違いでアップ、ダウン、ストレンジ、チャーム、ボトム、トップという種類に分かれるんですが、わざわざ覚えなくていいように第一陽感強子(一陽子)・第一陰感強子(一陰子)・第二陽感強子(二陽子)・第二陰感強子(二陰子)・第三陽感強子(三陽子)・第三陰感強子(三陰子)という訳を提案しておきます。