おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

<ヒッグス粒子><ヒッグス・ボソン>………“抵抗子”おま訳

量子力学の読み物をしていて、もっとも感心したことのひとつが「質量」の原因が分かりはじめていることでした。

宇宙空間は、真空であっても、どこでも、ヒッグス粒子という未発見の粒子でビッシリ埋め尽くされていて、それが摩擦になって物や力には「動かしにくさ(=質量)」が発生する。ヒッグス粒子に影響されない光子には質量が無く真空中を光速で進める、という理屈です。仮説ですが、すでにヒッグス粒子の検出は準備中で、有力な学説です。

ならばと“質量子”にしたいところなのですが、実はヒッグス粒子の存在だけでは宇宙の質量の2%ぐらいしか説明できないということも、どういうわけだか分かっていて、質量の多くはクォーク場に由来する(参考:スパコンで挑む質量生成の謎 - News@KEK)と言われていて実際に実験でも証明されつつあるようです(専門的ですが参考:「ファイ中間子」の質量が高密度下で減少することを世界で初めて確認 | 独立行政法人 理化学研究所プレスリリース)。超高温・高密度だと質量って減るんですね。

そんなわけでとりあえず“抵抗子”としてみます。

最初“引付子”にしたいと思ったんです。ヒッグス粒子、ひっぐす粒子、ひっつく粒子……。引力があるみたいな感じになっちゃうので泣く泣くボツに。