"テンプレートとは「ひな形」のことです"という説明を読んでしょぼんとした経験はありますか(あるー!)。私はあります。
ひな形を辞書で引くと、【雛形】 (1)実際の型を模して小さく作ったもの。模型。(2)物の形式や様式を示す見本。手本。(3)モデル。
(goo辞書より)となっていますが、どれもパソコン用語の<テンプレート>とは微妙に違うと思いませんか(思うー!)。
英辞書で「template」の語源を見ると、梁材の重みからドアを守ったりする梁受け用の木材だったんだとか。そのちっちゃい板が型をとるのにも使われていったんでしょうか…よくわかりませんが“添え物”ではあったかんじです。
一方「ひな形」のひなは鳥のヒナと同じで、語源はちっちゃい型(かわいい人形)です。ものを鋳造するときの「鋳型(いがた)」に対して、鋳型を作るための元見本を「雛形」ともいいます。これってそんなに・・・そんなに一般用語じゃないですよね。私はテンプレートの訳語として初めて知った言葉でしたよ。しかも!
パソコン関連でいう<テンプレート>って、“鋳型”のほうに近くないですか。(近いー!)
中身の型であって完成品の一部でもあるソフトクリームのコーンのような存在、モナカの皮のような「定型部分」がテンプレ、テンプレートではないでしょうか。
こういうのなんていうのやら、ようするに「型」だけどなあ、「皮」はちょっとなあというわけで“はめ型”という言葉を作りました。深い意味はないです。