おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

広辞苑嫌い

新解さん関連で、さらに辞書話。以前「ラー族」でご紹介した「マックde記号論(言語学のお散歩)」にも「新解さんの謎を解く(金田一中年の事件簿)」という文章があります。この金川欣二先生は「広辞苑嫌い」。

広辞苑』が日本の代表的な辞書とされるが、これは岩波神話のなせる技で、実はちっともよくない。(中略)だから、下手な文章しか書けなくなったのは『広辞苑』のせいだ。辞書に奪われた多感な時代を返せ!

あ、この先生は洒落のめす方ですので。「広辞苑神話」については、なるほど納得なことが(も)書かれてます。私も『広辞苑』使ってますが、そうねえ、実用性より大型辞書を引くフェチズムを満足させる本なのかも。ページの最後に書籍“『広辞苑』は信頼できるか”による有名辞書の採点表がのっています。私がもうひとつ持ってる小学館の「新選国語辞典」は6位か…。

この本によると辞書の採点は次のようである。本人もこのランキングを絶対視されることは本意ではないというが紹介する。『広辞苑』の評価は高すぎる。

嫌いなんですねえ。金川欣二先生、「新解さん」も面白がってるだけで実は実用的評価は高くない様子。