おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

「ボイン」に匹敵する言葉

よーく考えた結果、このくらいで削除じゃ息がつまるのでOK。多数決なのだから極めて個人的な理由の集積でかまわないのではないかと、俯瞰して考えるのをやめました。

さてこのキーワードは男性から見ると不快感がわからないので、一応考えてみました。(キーワードとしての妥当性・有益性の問題は置いといて)このキーワードの問題点は「わいせつさ」と「蔑視」による「読み手の不快感」だと思います。

男性を指す言葉で考えるとどうしても男性器の隠語で代替して考えざるを得ないのですが、男は一般に男性器について語るリスクが低いので同程度の不快感が期待できるということにしましょう(大ざっぱ)。性器の隠語を「わいせつさ」と「蔑視度」を基準に、あえて不快と思われる順に並べます。

デカマラ>デカチン>巨チン>馬並>巨根>モッコリ>ご立派なもの

私は「デカチン」だと感じます。モッコリは形容詞にもなる点でボインに似ているけど、女性に使われて不快という場面はまず皆無だと思う。巨根〜巨チンは揶揄の度合いが薄い。マラは放送禁止な気がするのでデカマラは行き過ぎ。ボインよりわいせつさが若干上回る印象も、体の部分を物として見る感覚や、揶揄と賞賛などのバランスを考えると「ボイン」に匹敵する不快感をもよおすのは「デカチン」だと推測します。

google:デカチン…7,530件

うん、充分キーワードに値する言及数ではないでしょうか。仮に「デカチン」がキーワード登録されたら・・・?

・・・

・・・

私は余裕でOKかな。

OK!「ボイン」もOKです!

「貧乳」に匹敵するのは「粗チン」ぐらいかな。OKです!


(追記12/20賛成可決後)
id:triplet:10000107さんの指摘を頂いてこの文を書いたあとから感じていたモヤモヤの理由が自覚できてきたように思います。そもそも男性に置き換えることが無理があったことを思ったのですが、まず言われたほうが差別と受け取るかどうかを左右する差別の社会的・歴史的背景があります。

ただこの点はむしろ当初から考えていた点で、現実に背景は違っても男性への蔑視と女性への蔑視が、同じ程度の差別になる社会(そこでは差別・被差別のバランスがとれている)のほうが理想的であるといえるので、男女共に同程度の揶揄を許していこうというバランス感覚が働いて結果、上の私のような文章が生まれました。

このように見せかけの男女平等を実現していこうという発想は幼稚かもしれませんが必ずしも悪いとは思いません。ハゲ・ヅラ・チビ・73才無職、なにが同程度に人を傷つけるかはわかりませんが、同程度のものはあるでしょう。しかし、これらはすべて放送禁止用語ではない点が気になっていました。心理的にきつい言葉でも、不利益や不平等を被ることが少ないからでしょう。

男性への置き換えが適当でないより大きな理由は、ロリコンよりショタコンのほうが性犯罪の背景としては無害であるように、現実に暴行や痴漢の被害の多い女性を揶揄することの「危険性」と、女性から強姦されることのない(とされる)男性を揶揄することの危険性は差別の問題抜きで、違いすぎるからかもしれません。

盗人のやたら多い国へ旅行したとして、「やあカモ」「あなたはとってもおっとりしてますね」「俺おっとりしたsugioさん大好き!(人がカモかどうかを見る国民性)」と言われたときの気持ち悪さなど想像してみました。かなり嫌ですけど、近いのかな。

というわけで無理があった考察なのですが、セクシーな女性を形容する言葉を許さない社会も不健全です。私はどう考えたらいいんでしょう(まとまってねえじゃねえか)