おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

平時を生きる男の処方

そんな話かよ!という方ごめんなさい。でも男に限らず「何かに人生を燃やしつくしたい」と考えるタイプの多くの悩めるくすぶった若者に、「生活の所作すべてが重要」というメッセージを、“理屈”で示すことはあまりなされていないと思います。今回は「本質的に仕事が少ない」「いらない男が多い」という前提で、ビルビル村のおいちゃんをヒントに理想的な心構え、身の処し方を模索してみました。

「現代の男は家事も重要」というのはよく耳にしながらいまひとつ得心できなかったのですが、「仕事と遊びをくり返して生きていればいい」という商業的な無言のメッセージも同時に溢れていると気づけば、ちょっと違ってきました。私はあまりにも後者の信者だったので。もっと胸を張って雑務に励みたいと思います。排水溝につまった髪の毛を掃除してニヤリ。返す刀で資源ゴミを分別。


あの国にはもっといろいろな疑問のヒントがつまっているように思いました。携帯も拳銃も入ってきたけれど、まだまだ昔ながらの文化と圧倒的な自然*1が残っていて、あー、ここ数千年のあいだにいろんなことがあったんだなー、と再発見できた国、パプアニューギニア。私は今まで「これがバイブル」みたいな、立ち戻って考えられるものを持っていなかったのですが、今回の旅行はそういうものになったような気がします。他のテーマも得られたのですが、またおいおい追加します。「ひとつの仕事」をちゃんと片付けてから…。



 おわり

*1:余談。飛行機から時々山がハゲている所を見かけたので、焼き畑だろうと思っていたのですが、向こうの人をなめていました。多くの人が山を焼くのが好きで、理由は「自分の土地がはっきりするから」「山がかっこよくなるから」だそうです。山のかっこよさはよくわかりませんが、自然保護より大事なようです。