おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

Sitting Man, Standing Man

私がパプアニューギニアで見たかったもの。それは働かない男性が普段なにをしているのかでした。


オーストラリアの北に浮かぶ、ニューギニア島の東半分、日本より大きい46万1700ヘクタールの国土を持つパプアニューギニア地図イメージは、1975年にオーストラリア領から独立した英国連邦の国。人口は推定400万〜500万人。第2次大戦で日本軍が大敗を喫した戦地なれど、そのへんはさておきまして。

男性の就業率は全体の約4割。国の体裁を保ってはいるけれど山間部では住民票もなく、今も多くの人々がイモ類を主食とした「狩猟・採集」の社会を営んでいます。語弊があるかもしれませんが、そういう意味では世界史の教科書で最初の4ページぐらいに出てくる農業革命以前、邪馬台国より古い生活形態です。

これは「男の仕事とはなんぞや」という、どうとでも答えの出る問いに私なりの答えを見つける旅でした。「俺の仕事って生産性ないよなぁ。男なんて本当の所、9割ぐらいいなくても世の中ぜんぜん大丈夫なんじゃないの。」と考えたことのあるかたには共感いただけるかもしれません。

知識がないのですが、こういうことは人類学や行動学をご存じの方には何を今さらなテーマかもしれません。また「私が納得できるように」結論を急ぎ、乱暴な考察になっているのは間違いないところなので、そんな文章だとご了承ください。


結論から言うと男達は、座っていました。もしくは立っていた。



 つづく