私の要約(情報源はほとんどid:smoking186さん)
この日記で流れをつかまれてる方向けに。もう4日前ですが「はてなダイアリー日記」 - はてなへの住所登録の背景についてによると、どうやらはてなは2つの必要に迫られているようです。(私の要約)
- ユーザーの違法行為で、はてなが法的な責任を追及されるのを避ける
- 当初は「それが理由で住所登録まで必要なはずがない」という意見がもっともに思えたため、「ではなぜ住所登録を要求するのか」と様々な憶測が現在もずっと展開されていますが、「羊堂本舗(2004-11-05)」 - インターネットマガジン11月号の「バーチャルネット法律娘・真紀奈と一緒に解決!インターネットの気になる法律相談所 掲示板の運営はちっともラクじゃなーい!の巻」をはてなの近藤氏は読んだ。に1票によると、けっこう必要にせまられてるんじゃないかと。
- 権利侵害の申し立てを処理する手順の改善
- はてなダイアリー日記にあった
情報発信者の登録情報が仮名と思われる内容であったりした場合、そのユーザー様が実際にどなたかなのかが分からず、はてなとしては十分に情報発信者の権利を守ることができない場合
ってなに?どゆこと?という疑問があって、「身元確認ならプロバイダのメールアドレスやクレジットカードを利用してもいいはずで、住所情報を集めるのはリスクに見合わない」という意見ももっともに思えます。そこで「住所登録はあくまで郵便で連絡を取るため?」という推測もなるほどですが、これははてなからの説明待ちかも。
- はてなダイアリー日記にあった
当初の発表が買った反感や、「なぜ住所登録まで必要なのか、理解できない」ために起こっている様々な推論や非難を脇へ置いても、大きく分けてふたつの問題がありそうです。
- はてなの負うリスクの問題
- たとえはてなが説明するような大目的があっても、セキュリティ問題をはじめ、はてなが抱え込むリスクがあまりに高そうだという議論。信頼できない、乗れない、もっとリスクの低い方法をとれないかと、意見はいろいろ。
- 住所登録実施方法の問題
- はてなから郵便物が届くとまずい人がいる問題と、チェックされる人が1000分の1という精度の低さの問題。私は「はてなは本気で正しい情報を集める気はないのでは?」と憶測に走ってます。徹底できないのか、やりたくないのかが謎。また住所を登録しないでも利用可の部分を残す提案(id:sasada:20041104#1099548800さん)も。
どちらも発表された内容がそのまま実施されれば、ぶつかってしまう問題。はてなが着手すると発表した「プライバシーポリシーの再改定」では、問題全体をほとんどカバーできそうにないので不安。やっぱりはてな待ち。
(11月8日追記)http://www.hatena.ne.jp/info/address#qaの回答が増えました。住所確認はがきは全員に送るのが理想であるという発表。だいぶ謎のキャンペーンの意図が説明されてきました。