<メソン>………“中間子”一般訳“二強体”おま訳
中間子の訳語で知られる<メソン>。湯川秀樹で有名なパイ中間子をはじめ、たくさんのナントカ中間子があります。
普通クォーク2個でできているので“二強体”。普通には覚えやすく使いやすい訳語だと思うんですけど実験ではクォーク4個のものも発見されているそうで……あうう。メソンとバリオンは本当はクォークの数だけじゃない特性の違いもあるんですけど……あうう。
クォーク3個だと陽子や中性子のような物質粒子になるのに、2個の<メソン>だと陽子や中性子をまとめる力の粒子になっちゃうところが素粒子の世界の面白いところです。
はてなダイアリーキーワードによると「中間子」は電子よりも重いが核子よりは軽い粒子だったので、中間の重さの粒子
という命名理由なんですね。その後研究の進展で核子の10倍以上の質量の中間子も発見されている
ということで、現在ではあんまり整合性のない名前になっているパターンのひとつ。