おまえなんか、訳してやる!

どんどん一言で 訳していくサイトです。 今567語くらい。

<hack><ハック>………“機略”“やっつけ”“絶妙”“攻略”“発工”おま訳“細工”“取り組み”引用訳“通譜”“執譜”おま語

「ハッキング」があまりにも“不正利用”のイメージがついたからでしょうか、<hack><ハック>の表記を多く見かけるようになったような気がします。んでそのhackの意味する範囲を知りたいという調べものです(ご協力くださった方、ありがとうございます)。

語源が諸説あるようなのですが、斧でザクザクぶった切るような大ざっぱな作業、そこから雑だけど、巧く動く間に合わせの仕事をするというニュアンスになっているという説明をとります。出版社O’Reillyのサイトでは“Hack本”のページ(http://hacks.oreilly.com/)のトップ絵に斧、本の表紙に工具が使われています。

古くからの意味を含めると、形容詞・名詞・動詞と、最低10個ぐらいの意味がありそうです。

  1. 大ざっぱで適当……“やっつけ”
    • 大ざっぱで適当な作業
      • →“やっつけ仕事”
    • ちょっとした作業(自分で楽で適当な仕事だと吹いて言う)
      • →“細工”
  2. 巧みな(独創的な、オーソドックスでない、楽な)
      • →“絶妙”“機略縦横”
    • 巧みな解決法
      • →“機略”“妙策”“妙算”
    • 巧みに解決すること、解決法を産み出すこと
      • →“攻略”“新技発明”
  3. プログラムに(熱心に、楽しんで)精通すること
    • →“精通”“通譜(譜に通じる・造語)”
  4. プログラム(の開発的な活動)に取り組むこと
    • →“取り組み”“執譜(譜を執る=事務を執るの意味で・造語)”
  5. ある対象物を(ときに不正に)攻略・攻撃すること(=アタック、クラック)
    • →“攻撃”“不正利用”“調略”

思ったよりずっと意味が広くて大変でした。造語で“発工”を追加。